【マイナビ発信】25年卒採用は過去最低「充足率70%」、企業は採用活動の難化を実感。それでは学生はどう動くべき?

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§ 採用充足率70%は、現行のスケジュール以降過去最低

新卒採用スケジュールが大きく変更され、少子化による学生減少の影響が大きく、人材獲得競争は激化の一途を辿っています。ここでは、25卒の採用活動について、株式会社マイナビが発表した振り返り調査情報を掲載します。

まず、「25年卒の採用充足度」は70%であり、前年比マイナス5.8ポイントで、16年卒以降の調査結果の中で過去最低。さらに「内定者の満足度」では、質でも量でも不満を感じている企業は3.4ポイント増となっており、厳しい獲得競争の割に、満足のいく採用活動が実施できていないことがうかがえます。

§ 2026年卒採用の見通しと採用スケジュールについて

「2026年卒の採用予定数」については、「増やす」と回答した企業は15.7%で、前年の調査からは2.6ポイント減少。「今年度並み」は72.6%と、前年から2.8ポイント増加した。この結果について、マイナビは「採用充足率の低下を受けて、予定数を増やすのではなく現状維持を選択する企業が多くなっている」との見解を示しています。

「2026年卒の採用スケジュール(予定含む)」については、「2025年卒より早める」が42.8%で半数に迫り、「25年卒と同じくらい」は55.7%だった。この傾向について、マイナビでは「採用予定数の確保に向けて前倒しでの採用実施を検討する企業が増加しているのではないか」と見ているとのこと。

結局、4月入社を進めるうえでは、採用活動を後ろ倒しすることはできない道理から、採用活動期間を延ばすためには、前倒しせざるを得ないという結果でしょう。

§ 2026年卒の就活はどうすべきか

それでは、これらの結果を受け、学生としてはどのように対応していくべきでしょう?

企業側は採用予定数確保に向け、採用活動期間を延ばさざるを得ない状況にあることは間違いありません。よって、現状は学生側有利のアドバンテージをいかんなく活用するべきです。この場合のアドバンテージとは、「いくらでも時間をかけられる」という点と、「何時からでも始められる」という点です。

早い時期の内定であっさり就職先を確定させてしまうのはあまりに早計です。現状、人気企業でも多くの企業が必要数を確保できずにいることを考えれば、一つ二つの内定に慢心せずに、もっともっと良い条件の企業があるはずだと、貪欲に活動を続けてほしいと思います。就活も真夏の時期などを挟むと、着なれないスーツが煩わしく感じ、「もういいか~」と思ってしまう学生も多いと思いますが、そんな時は真夏の活動は休んだって構いません。10月1日の内定式を挟んだからと言って、活動を辞める必要も全くありません。むしろ、涼しくなったこれくらいの時期から後半戦開始と考えたっていいでしょう。

ある意味、人生の成否の半分くらいはココで決まると言っても過言ではないほどの大イベントです。どれだけ企業に迷惑が掛かろうと、「絶対に妥協しないぞ!」という意気込みでギリギリまでベストを尽くしていただけると嬉しいです。

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